Vol.1956:新首都『イレブン』はもう建っています。あなたの海外物件、いまどうなっているか言えますか?

〇この記事を読むのに必要な時間は約11分です。

埜嵜 雅治

執筆者埜嵜 雅治

Meti Lux Partners 
代表取締役CEO

MLP INVESTOR COLUMN | エジプト・新首都
建設現場に、私は立っていました。
エジプト新首都『イレブン』、引き渡しは目前です。
昨日、弊社でご紹介しているプロジェクト「イレブン」の建設現場を、開発会社の立ち会いのもとで確認してきました。完成は、もう間もなくです。今日は、この建物が何者なのか、そして現場で私が見たものを、ご契約者の皆さまへの近況報告も兼ねてお伝えします。
読了時間
約6分
対象読者
エジプト新首都の不動産に関心のある方/弊社で「イレブン」をご契約中の投資家の皆さま
この記事で分かること
「イレブン」がどんなプロジェクトなのか/引き渡し直前の現場の最新状況/ご契約者がいま何をすべきか

昨日の私は、デスクの前ではなく、砂ぼこりの舞う新首都の建設現場に立っていました。

目の前にそびえていたのは、弊社でご紹介している商業・オフィスの複合ビル「イレブン(ELEVEN)」。開発会社の担当者に立ち会ってもらい、一区画ずつ、天井裏の空調から床の仕上げまで、自分の足と目で確かめてきました。

結論から申し上げます。建物の完成度は、90%ほど。ゴールは、もう、はっきりと見えています。

私はこの数年、カイロを拠点に新首都の開発を「売り手の資料」としてではなく、引受や証券の実務に近い距離で追ってきました。だからこそ、パンフレットの完成予想図と、実際にそこに建っている鉄とガラスの差を、はっきりお伝えできます。まずは、このプロジェクトが何者なのかから始めさせてください。

イレブンの完成イメージ(開発会社公式資料)
【イメージ】開発会社が描く「イレブン」の完成像。1〜2階が商業、上層がオフィスの複合ビルです。

「イレブン」とは、どんなプロジェクトなのか

「イレブン」は、エジプトの不動産デベロッパー New Plan Developments(ニュープラン・デベロップメンツ)が、新首都の金融ビジネス地区(Financial & Business District)に建設している複合ビルです。

場所は、区画番号「11-B1」。幅90メートルのメインストリートに面し、すぐ目の前にはアルマサ・ホテル。省庁街、政府地区、エジプト議会、そして新首都の大動脈である地域環状道路(Regional Ring Road)まで、徒歩2分ほど。開発会社がこの建物を「新首都の心臓部」と呼ぶのも、地図を見れば大げさではないと分かります。

イレブンの立地マップ。金融ビジネス地区11-B1、アルマサホテル・省庁街・議会の至近
【図】「イレブン(11-B1)」の立地。アルマサ・ホテル、省庁・政府庁舎群、議会に隣接しています。

建物の中身は、下層が商業(リテール)、上層がオフィスという設計です。具体的には、地上1〜2階がショップやカフェなどの商業フロア、2〜7階がオフィスフロア、そして地下2層がまるごと駐車場。敷地はおよそ9,800㎡、駐車台数は167台分が確保されています。

ことばメモ:オフプラン
「オフプラン」とは、建物が完成する前に図面の段階で購入する不動産のことです。完成までは工事の進み具合を見守ることになります。
例えば
オフプランは、仕立て屋さんにスーツを注文するのに似ています。採寸して注文した時点ではまだ生地のまま。でも、腕の良い店で頼めば、出来上がってくるのは自分の体に合った一着です。不動産も同じで、「どこが(どの開発会社が)仕立てているか」が、完成の確かさを大きく左右します。

そして今回のイレブンは、その「仕立て」がいよいよ仕上がりの段階に入りました。だからこそ、私は現場に向かったのです。

なぜ、私は現場に確認に行ったのか

理由はシンプルです。引き渡し(ハンドオーバー)が、間もなくだからです。

その引き渡しに向けた調整のため、開発会社の立ち会いのもとで現地確認を行いました。完成予想図の上では分からない「本当にそこまで出来ているのか」を、売り手ではなく、お客さまの側に立つ立場として、自分の目で検証する。これが私の役割だと考えています。

ことばメモ:引き渡し(ハンドオーバー)
建物が完成し、買主が実際に自分の区画を受け取る手続きのことです。ここで鍵を受け取り、内装を確認し、正式に「自分の持ち物」になります。
例えば
日本で新築マンションを買ったとき、入居前に「内覧会」があり、傷や不具合がないかを確認してから鍵を受け取りますよね。今回の現地確認は、ちょうどその内覧会の前段階にあたります。引き渡しがスムーズに進むよう、開発会社と一緒に段取りを詰めてきた、とお考えください。
昨日のイレブン外観。屋上にELEVENのサインが設置済み
【写真①】昨日撮影した外観。曲線を描くファサードと「ELEVEN」のサインが、すでに空に向かって立っていました。

現場で、私が見たもの

現場に立って、最初に感じたのは「ああ、本当にここまで来たのか」という実感でした。

外観は、ほぼ完成形。特徴的な曲線のファサードも、外壁のガラスも、おおむね仕上がっています。正面には、金色の「11 ELEVEN」のロゴ。エントランスの柱はまだ保護フィルムが巻かれたままでしたが、それは逆に「本当に最終段階なのだ」という証でもあります。仕上げたばかりの部分を、傷つけないように守っている最中なのです。

メインエントランスの11 ELEVENロゴ。柱はまだ保護フィルム
【写真②】メインエントランス。「11 ELEVEN」のロゴはすでに掲げられ、柱は仕上げ保護のフィルムが残る最終段階でした。

1階の商業フロアに入ると、天井も照明もほぼ仕上がり、壁には「OPENING SOON(まもなく開業)」の文字。ここに店が並ぶ日が、すぐそこまで来ていることを感じました。

1階商業フロア。壁にOPENING SOONの表示
【写真③】1階の商業フロア。天井・照明は完成し、「OPENING SOON」のサインが掲げられていました。

上階のオフィス区画も見てきました。床はフローリング、天井にはシステム天井と空調、コンセントやスイッチまで取り付け済み。全面ガラスの窓からは、隣接する新首都のビル群が見渡せます。給湯用のパントリーもタイルが貼られ、流し台が据え付けられていました。内装は「あとは使う人を待つだけ」という水準まで仕上がっている区画が、確かにありました。

仕上げ済みのオフィス区画内部
【写真④】オフィス区画の内部。床・天井・空調・照明まで仕上がっていました。
全面ガラスのオフィスと新首都の眺望
【写真⑤】全面ガラスの窓から望む新首都のビル群。採光の良い区画です。
パントリー(給湯)のタイルと流し台
【写真⑥】給湯用のパントリー。タイルも流し台も据え付け済みでした。

もちろん、すべてが100%というわけではありません。中庭のプラザでは、プールの仕上げや一部外壁の作業がまだ続いていて、足場も残っていました。正直に申し上げれば、「完全に全部終わった」のではなく、「仕上げの最後の詰めをしている」段階です。でも、それは完成が近いからこその風景でもあります。

中庭プラザ。プール施工中、足場が残る
【写真⑦】中庭のプラザ。プールと一部外壁は仕上げの最中で、足場が残っていました。

ご契約者の皆さまへ――いま、何をすべきか

ここが、今日いちばんお伝えしたいところです。

現時点では、ご契約者の方が特段、何かをしていただく必要はございません。引き渡しに向けた調整は、弊社と開発会社の間で進んでいます。皆さまは、どうぞ安心してお待ちください。

とはいえ、「何も起きていない」わけではありません。むしろ逆です。水面下では、引き渡しの段取り、区画の最終確認、各種の調整――さまざまな動きが、すでに始まっています。皆さまの目に見えないところで、物事は着実に前へ進んでいます。

■ ご契約者の皆さまへ(重要なお知らせ)
弊社では、エジプト不動産の管理をお任せいただいているお客さまへ、半年に一度、定期レポートをお送りしています。そして「イレブン」については、来月――12月に、より詳細なレポートをお届けする予定です。引き渡しに向けた進捗、区画ごとの状況、今後の段取りまで、現地からの一次情報をまとめてお手元にお届けします。どうぞ楽しみにお待ちください。

そして、これは少し胸を張って申し上げたいのですが――こうした現場での動きは、弊社がエジプトにいるからこそできることです。

日本から図面とメールだけで海外不動産を追いかけるのと、実際に現場へ足を運び、開発会社の担当者と同じ場所に立って段取りを詰めるのとでは、得られる安心の質がまるで違います。砂ぼこりの匂いも、柱に残る保護フィルムも、画面の向こうからは分かりません。現地にいる、ということ自体が、投資家の皆さまを守る力になる。昨日の現場で、私はあらためてそう確信しました。

⚠ 留意点

・本記事の面積・区画構成・台数などの数値は、開発会社の公式資料にもとづくものです。資料には「実際の区画面積は記載と異なる場合がある」旨の注記があり、最終的な数値は引き渡し時の実測が優先されます。

・建設の進捗や引き渡しの時期は、工事や行政手続きの状況により前後する可能性があります。本記事は昨日時点の現地確認にもとづく近況報告であり、確定した引き渡し日をお約束するものではありません。

・海外不動産投資には、為替・法制度・流動性などのリスクが伴います。ご契約内容に関する個別のご質問は、弊社の公式LINEよりお問い合わせください。

💡 投資家への視点

私が海外の不動産で最も重視しているのは、利回りの数字そのものよりも、「完成して、きちんと自分の手に渡るか」という一点です。どんなに魅力的な利回りも、建物が建たなければ絵に描いた餅になります。

私なら、資産を一つの国・一つの通貨に預けきりにはしません。円だけに資産を集中させることは、それ自体が大きな「賭け」だと考えているからです。新首都のような成長市場の実物資産を、現地で進捗を確認しながら少しずつ持つ――。手間のかかるやり方ですが、円の一極集中から距離を取り、資産を外へ分散させる確かな一歩になると、私は確信しています。

「イレブン」や新首都の不動産について、もっと知りたい方へ
現地からの最新情報、ご契約に関するご相談は、弊社の公式LINEへ。
現地にいるからこそ分かる、一次情報をお届けします。
公式LINEで相談する
関連サービス
エジプト新首都のオフプラン不動産
「イレブン」をはじめ、金融ビジネス地区の物件を、弊社が現地で確認しながらご紹介・サポートします。
現地同行・引き渡しサポート
カイロ拠点のチームが、現地確認から引き渡しの調整まで、日本語で伴走します。
出典:New Plan Developments「ELEVEN(イレブン)」公式プロジェクト資料/弊社による現地確認(2026年11月)

累計不動産取引数608件

海外不動産投資、移住・進出サポート
どんなお悩みでもご相談ください

累計不動産取引数608件

海外不動産投資、移住・進出サポート
どんなお悩みでもご相談ください

SNS