ドバイには30を超えるフリーゾーン(自由貿易区)が存在します。それぞれに得意分野や料金体系があり、「どこで会社をつくるか」は投資家にとって最初の、そして意外に悩ましい論点です。その中でメイダン・フリーゾーン(Meydan Free Zone)は、手続きのデジタル化とスピード、そして幅広い業種対応を武器に、ここ数年で設立実績を大きく伸ばしてきたフリーゾーンです。
メイダン・フリーゾーンとは
メイダンは、ドバイ中心部からほど近いナド・アル・シェバ(Nad Al Sheba)エリア、世界的に有名なメイダン競馬場を擁する「メイダンシティ」に拠点を置く、ドバイ政府系のフリーゾーンです。ダウンタウン・ドバイやDIFC(ドバイ国際金融センター)にも車で15分前後というアクセスの良さが特徴で、金融・貿易・コンサルティングなどを手がける事業者から支持を集めています。
最大の特徴は、設立プロセスが徹底してオンライン化されている点です。Emirates ID(UAE居住者向けID)を保有する方であれば、「Fawri(ファウリ)」と呼ばれる即日ライセンスで最短60分の会社設立も可能とされ、非居住者向けの通常ライセンスでも、書類がそろえば1〜5営業日程度で発行されるのが一般的です。
毎年の更新をなくす「複数年ライセンス」という選択肢
フリーゾーン法人は、原則としてライセンスを毎年更新する必要があります。更新を忘れれば罰金が発生し、放置すれば事業活動そのものができなくなります。1年単位で見れば大きな負担に感じにくいものの、数年にわたって会社を保有するなら、この「毎年の更新手続き」と「更新費用」は確実に積み上がっていきます。
そこで有効なのが、メイダンで選択できる複数年ライセンスです。2年から最大10年まで、まとめてライセンスを取得できます。
「毎年の更新が面倒」「できるだけコストを抑えたい」――そう考える投資家にとって、複数年ライセンスは手間とランニングコストの両方を同時に下げられる、合理的な選択肢といえます。腰を据えてドバイで事業・資産保有を続ける方ほど、効果は大きくなります。
メイダン以外の選択肢も――フリーゾーン/メインランド両対応
ドバイでの法人設立は、メイダンが唯一の正解ではありません。事業内容・取引先・ビザ枠・予算によって、最適なフリーゾーンは変わりますし、UAE国内市場で直接取引を行うならメインランド(本土)登記が適する場合もあります。弊社では、メイダンはもちろん、他のフリーゾーンやメインランドでの法人登記まで幅広くサポートしています。
そして弊社が費用面で業界最安水準をご提供できるのは、弊社がドバイ当局の政府登録エージェントだからです。仲介業者を介さず当局と直接手続きを進められるため、中間マージンが発生せず、その分をそのまま料金に反映できます。「どのフリーゾーンが自分に合うか分からない」という段階からでも、中立的な立場で最適な設立先をご提案します。
法人税0%は「適格フリーゾーン事業者(QFZP)」の条件を満たした所得に対する扱いであり、すべてのフリーゾーン法人・すべての所得が自動的に非課税になるわけではありません。経済実体要件(ESR)や会計・申告義務も生じます。
各種費用(ライセンス・ビザ・オフィス等)は時期やパッケージ内容により変動します。複数年ライセンスの条件・割引の適用範囲も含め、具体的な金額は個別のお見積りでご確認ください。
法人設立は「設立費用の安さ」だけで判断すると、数年後のランニングコストで逆転されることがあります。初期費用・毎年の更新費用・ビザ維持費まで含めた“総保有コスト”で比較し、長期保有が前提なら複数年ライセンスで更新コストを先に固定してしまうのが、投資家目線では合理的です。どのフリーゾーンを選ぶかと同じくらい、「何年分で契約するか」も立派な意思決定です。
関連サービス
出典:Meydan Free Zone Authority 公式情報(会社設立ガイド・ライセンス案内、2026年時点)/UAE連邦税務庁 法人税制度(フリーゾーン事業者に関するガイダンス、2026年時点)/Meti Lux Partners 法人設立サポート実務情報(2026年時点)。各種費用・条件は時期により変動します。
