Vol.1838:ジョージアが“国家レベル”で暗号通貨へ舵|テザーのGEL₮発行が意味する巨大転換点とは?

〇この記事を読むのに必要な時間は約6分です。

埜嵜 雅治

執筆者埜嵜 雅治

Meti Lux Partners 
代表取締役CEO

はじめに

現在、Meti Lux Partners(メティラックスパートナーズ)のジョージアオフィス(会計事務所)では、下記のサービスを提供をしており

・法人の登記サポート
・税務、会計サポート
・銀行口座開設サポート
・移住サポート(ビザの取得)
・不動産の仲介、賃貸管理


弊社はジョージアの銀行口座開設を完全に郵送で行い、8年以上サポート(2017年にサポート開始)してきた実績があります!

ジョージア銀行口座開設はこちら

そもそもステーブルコインとは何か?

ジョージアが、ついに“国家レベル”で暗号通貨へ本格的に舵を切ろうとしています。

世界最大級のステーブルコイン発行企業である Tether が、ジョージア政府の支援のもと、ジョージアラリ(GEL)に連動するステーブルコイン「GEL₮」を発行すると発表しました。  

引用:reutersより

これは単なる新しい暗号通貨の話ではありません。

むしろ、

「ジョージアという国家そのものが、ブロックチェーン経済圏へ組み込まれ始めた」

ということを意味しています。

そもそもステーブルコインとは何か?

ステーブルコインとは、法定通貨に価格を連動させた暗号資産です。

例えば、USDT(テザー)は米ドルと連動しており、1USDT ≒ 1USDになるよう設計されています。

今回の「GEL₮」は、

1GEL₮ ≒ 1ジョージアラリ

として利用される構想です。  

つまり、ジョージアラリをブロックチェーン上で動かせるようにする試みです。

なぜ、ジョージアなのか?

ここが非常に重要です。

ジョージアは以前から、

  • 暗号資産に比較的友好的
  • 電力コストが安い
  • マイニング産業が発展
  • 規制が柔軟
  • 外国人が参入しやすい
  • 銀行・法人設立が比較的容易

という特徴がありました。

実際、ジョージアは世界有数の暗号資産マイニング国とも言われています。  

さらに近年は、VASP(暗号資産ライセンス)制度の整備も進み、政府として

「暗号資産企業を世界中から集めたい」

という意図がかなり明確になっています。

私自身、以前からジョージアの暗号資産ライセンスについて書いてきましたが、今回のニュースは、その流れを国家レベルで裏付けるものと言えるでしょう。

今回、本当に重要なのは“国家公認感”

今回の発表で重要なのは、

「民間企業が勝手に発行するステーブルコイン」

ではなく、

「政府支援のもとで行われる」

という点です。  

これは非常に珍しいケースです。

現在、多くの国では、

  • 中央銀行デジタル通貨(CBDC)
  • 民間ステーブルコイン
  • 銀行デジタル決済

の主導権争いが起きています。

その中でジョージアは、

「まずは民間主導でやってみる」

という、かなり柔軟なスタンスを取っているように見えます。

これは小国だからこそできる戦略です。

投資家目線で見ると何が起きるのか?

投資家目線で見ると、今回のニュースで期待されるのは以下です。

ジョージアの暗号資産ハブ化

今回のニュースによって、

  • 暗号資産企業
  • Web3スタートアップ
  • 決済企業
  • ブロックチェーン開発会社

などが、さらにジョージアへ集まりやすくなる可能性があります。

特に、

「規制が厳しくなった欧州」
「不透明感があるアメリカ」
「規制変更リスクが高いアジア」

と比較すると、ジョージアはかなり機動力があります。


クロスボーダー決済の強化

テザー側も、

  • 国際送金
  • デジタル決済
  • フィンテック
  • 越境取引

への活用を示唆しています。  

もし実用化が進めば、

「ジョージア法人+暗号資産+国際送金」

の組み合わせは、今後さらに注目される可能性があります。


銀行依存の低下

これは世界的な流れですが、

「銀行を経由せずに価値移転を行う」

方向へ、金融は動いています。

特に新興国では、

  • 銀行口座を持たない
  • 国際送金コストが高い
  • 自国通貨が弱い

などの問題があります。

ステーブルコインは、こうした問題を解決する可能性があります。

ただし、リスクもある

当然ですが、リスクもあります。

国際機関や中央銀行の中には、

  • マネーロンダリング
  • 資本流出
  • 通貨主権の弱体化
  • 金融システム不安定化

を懸念する声もあります。  

また、ステーブルコイン自体にも、

  • 準備資産の透明性
  • ペッグ崩壊リスク
  • 規制変更

などの問題があります。  

つまり、

「ジョージア=安全」

ではなく、

「ジョージアは今、世界でもかなり先進的な実験をしている」

という理解が重要です。

まとめ

今回のテザーによるGEL₮発行は、

単なる新しい暗号通貨の誕生ではありません。

むしろ、

  • 国家
  • 暗号資産
  • ブロックチェーン
  • 国際送金
  • デジタル金融

が融合し始めた象徴的な出来事です。

そしてジョージアは今、

「小国だからこそできる金融実験国家」

として、世界の中でもかなり面白いポジションに入り始めています。

数年後、

「ジョージアは暗号資産国家だった」

と言われる未来が来ても、私はそこまで驚きません。

最新情報を見逃さないためにも、ぜひブログの通知が届く『MLP公式Line』へのご登録をお願いします。

累計不動産取引数567

海外不動産投資、移住・進出サポート
どんなお悩みでもご相談ください

累計不動産取引数567

海外不動産投資、移住・進出サポート
どんなお悩みでもご相談ください

SNS