今年に入り、ビットコインをはじめとする仮想通貨の価格は大きく下落しました。
しかし、それによって「仮想通貨はもう終わった」と考える人たちがいる一方で、弊社はそのようにはまったく考えていません。
仮想通貨において本当に重要なのは、その価格ではなく、仮想通貨を活用するサービスが世界中でどれだけ広がっていくか、そしてそれを利用できる環境が整っているかどうかという点です。そして、そのサービス開発には個人の力だけでは限界があり、企業の持つ開発力が必要不可欠です。
実際、企業の仮想通貨・ブロックチェーンへの関心は、昨年よりも今年にかけて大きく高まっており、現在も多くの企業が新しいサービスの開発を進めています。仮想通貨の価格が下落したとはいえ、そもそも仮想通貨を保有していた人は世界全体の中で5%にも満たないのが現実です。
そのわずか5%以下の人たちが「もうだめだ」と仮想通貨を手放すこと自体は大きな問題ではなく、むしろ大切なのは、残りの95%の人たちが「このサービスを利用するには仮想通貨が必要だ」と感じざるを得ないような環境を整えることです。
かつて、2000年初頭にインターネットバブルが崩壊し、「インターネットはもう終わった」と言われた時代がありましたが、その後、インターネットは私たちの生活にとって必要不可欠な存在となりました。それと同じように、仮想通貨もこれから社会インフラの一部として確立されていくと、私たちは考えています。