目次
はじめに
現在、Meti Lux Partners(メティラックスパートナーズ)のジョージアオフィス(会計事務所)では、下記のサービスを提供をしており
・法人の登記サポート
・税務、会計サポート
・銀行口座開設サポート
・移住サポート(ビザの取得)
・不動産の仲介、賃貸管理
弊社はジョージアの銀行口座開設を完全に郵送で行い、8年以上サポート(2017年にサポート開始)してきた実績があります!
ジョージア銀行口座開設はこちら
そもそもステーブルコインとは何か?
ジョージアが、ついに“国家レベル”で暗号通貨へ本格的に舵を切ろうとしています。
世界最大級のステーブルコイン発行企業である Tether が、ジョージア政府の支援のもと、ジョージアラリ(GEL)に連動するステーブルコイン「GEL₮」を発行すると発表しました。
引用:reutersより
これは単なる新しい暗号通貨の話ではありません。
むしろ、
「ジョージアという国家そのものが、ブロックチェーン経済圏へ組み込まれ始めた」
ということを意味しています。
そもそもステーブルコインとは何か?
ステーブルコインとは、法定通貨に価格を連動させた暗号資産です。
例えば、USDT(テザー)は米ドルと連動しており、1USDT ≒ 1USDになるよう設計されています。
今回の「GEL₮」は、
1GEL₮ ≒ 1ジョージアラリ
として利用される構想です。
つまり、ジョージアラリをブロックチェーン上で動かせるようにする試みです。
なぜ、ジョージアなのか?
ここが非常に重要です。
ジョージアは以前から、
- 暗号資産に比較的友好的
- 電力コストが安い
- マイニング産業が発展
- 規制が柔軟
- 外国人が参入しやすい
- 銀行・法人設立が比較的容易
という特徴がありました。
実際、ジョージアは世界有数の暗号資産マイニング国とも言われています。
さらに近年は、VASP(暗号資産ライセンス)制度の整備も進み、政府として
「暗号資産企業を世界中から集めたい」
という意図がかなり明確になっています。
私自身、以前からジョージアの暗号資産ライセンスについて書いてきましたが、今回のニュースは、その流れを国家レベルで裏付けるものと言えるでしょう。
今回、本当に重要なのは“国家公認感”
今回の発表で重要なのは、
「民間企業が勝手に発行するステーブルコイン」
ではなく、
「政府支援のもとで行われる」
という点です。
これは非常に珍しいケースです。
現在、多くの国では、
- 中央銀行デジタル通貨(CBDC)
- 民間ステーブルコイン
- 銀行デジタル決済
の主導権争いが起きています。
その中でジョージアは、
「まずは民間主導でやってみる」
という、かなり柔軟なスタンスを取っているように見えます。
これは小国だからこそできる戦略です。
投資家目線で見ると何が起きるのか?
投資家目線で見ると、今回のニュースで期待されるのは以下です。
ジョージアの暗号資産ハブ化
今回のニュースによって、
- 暗号資産企業
- Web3スタートアップ
- 決済企業
- ブロックチェーン開発会社
などが、さらにジョージアへ集まりやすくなる可能性があります。
特に、
「規制が厳しくなった欧州」
「不透明感があるアメリカ」
「規制変更リスクが高いアジア」
と比較すると、ジョージアはかなり機動力があります。
クロスボーダー決済の強化
テザー側も、
- 国際送金
- デジタル決済
- フィンテック
- 越境取引
への活用を示唆しています。
もし実用化が進めば、
「ジョージア法人+暗号資産+国際送金」
の組み合わせは、今後さらに注目される可能性があります。
銀行依存の低下
これは世界的な流れですが、
「銀行を経由せずに価値移転を行う」
方向へ、金融は動いています。
特に新興国では、
- 銀行口座を持たない
- 国際送金コストが高い
- 自国通貨が弱い
などの問題があります。
ステーブルコインは、こうした問題を解決する可能性があります。
ただし、リスクもある
当然ですが、リスクもあります。
国際機関や中央銀行の中には、
- マネーロンダリング
- 資本流出
- 通貨主権の弱体化
- 金融システム不安定化
を懸念する声もあります。
また、ステーブルコイン自体にも、
- 準備資産の透明性
- ペッグ崩壊リスク
- 規制変更
などの問題があります。
つまり、
「ジョージア=安全」
ではなく、
「ジョージアは今、世界でもかなり先進的な実験をしている」
という理解が重要です。
まとめ
今回のテザーによるGEL₮発行は、
単なる新しい暗号通貨の誕生ではありません。
むしろ、
- 国家
- 暗号資産
- ブロックチェーン
- 国際送金
- デジタル金融
が融合し始めた象徴的な出来事です。
そしてジョージアは今、
「小国だからこそできる金融実験国家」
として、世界の中でもかなり面白いポジションに入り始めています。
数年後、
「ジョージアは暗号資産国家だった」
と言われる未来が来ても、私はそこまで驚きません。
最新情報を見逃さないためにも、ぜひブログの通知が届く『MLP公式Line』へのご登録をお願いします。
