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増加する中国企業の賃金未払い問題
中国でビジネスをしている経営者様達の間では、周知の事実となっておりますが、今、中国企業ではあちらこちらで『賃金の未払い問題』が深刻化してきています。
以下、ニュース記事の引用です。
✅2024年、中国全国の検察機関が、賃金（労働報酬）の支払いを拒む行為（いわゆる「欠薪（賃金未払い）」）をめぐる犯罪で 1,866人 を起訴した。前年より約 7.3％ の増加。
引用：https://en.spp.gov.cn/2025-01/21/c_1066057.htm?utm_source=chatgpt.com
✅中国の最高人民法院は、2024年11月から2025年１月29日（旧正月前）までの約３か月間、全国規模で「冬季賃金未払い対策キャンペーン」を展開することを発表しました。
引用：https://en.people.cn/n3/2024/1223/c90000-20257443.html?utm_source=chatgpt.com
✅建設業、教育・医療・サービス業など従来「安定的」とされてきた分野でも未払いや遅延が起きており、抗議行動も拡大してきています。例えば、４月〜５月にかけて21省で60件以上の賃金未払・抗議が発生しました。
引用：https://economy.ac/news/2025/05/20250549885?utm_source=chatgpt.com
と、これらのニュース記事は氷山の一角であり、多くの企業で数ヶ月単位の賃金未払いは当たり前の状態になっていると言われています。
記録的な資本流出となっている
この中国の現状を踏まえ、中国国内では『不景気が来る』と多くの国民が不安になり『消費を控える行動』に出ており、それが景気の悪循環を生んでいる他、中国国外への資本流出も記録的な数字となっています。
✅「State Administration of Foreign Exchange（SAFE）など中国当局のデータによると、2024年には中国からの対外直接投資（FDI）・資本流出が記録的規模になったと報じられています。「中国の投資家が約US$173 billion（＝1,730億ドル）を海外に送った」とのこと。
引用：https://www.businesstimes.com.sg/international/global/china-has-record-foreign-investment-outflow-us168-billion-exit?utm_source=chatgpt.com
まとめ
状況はかなり深刻とも言えます。
①あちらこちらで賃金の未払いが多発
②国民が消費行動を控えているため、さらに景気は悪化
この状況を立て直すためには、巨額の資本投下が必要になりますが
③この中国の現状を見限った投資家が2024年だけでも1,730億ドルを海外送金
そのため、さらに①の問題が深刻化し（お金がないから）、それが②に発展し、お金がある人からどんどん③の行動を取る。この負のスパイラルを中国政府は止めることができずにいます。
リーマンショックの時から『中国がやばい！中国経済が崩壊する！』と、言われ続け『崩壊するする詐欺』で15年経過しましたが、流石に、もう限界ではないでしょうか？
中国経済崩壊のカウントダウンは始まっているのかもしれません。
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