Vol.1668:ホルムズ海峡封鎖でドバイ不動産に影響は?外国人投資家の動きに注目

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埜嵜 雅治

執筆者埜嵜 雅治

Meti Lux Partners 
代表取締役CEO

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ホルムズ海峡は閉鎖されるのか?

今朝『イラン国会がホルムズ海峡封鎖を承認』と言うニュースが入ってきました。


ホルムズ海峡を閉鎖するには『最高安全保障委員会』または『ハメネイ師』の決定が必要になるため、『国会で承認された』からと言って、すぐに『ホルムズ海峡が閉鎖されるわけではありません』

しかし『国会で承認された』と言うことは、イランの世論は『ホルムズ海峡を閉鎖』と言うことです。この世論の声が『最高安全保障委員会』または『ハメネイ師』に決断にどう影響するのか?

そのことを考えておかないといけません。

もしホルムズ海峡が閉鎖された場合のシナリオ

過去に『ホルムズ海峡』でイザコザはあったものの『ホルムズ海峡の完全閉鎖』と言うことは、歴史上一度もありませんでした。

そのため『流石に、ホルムズ海峡の完全閉鎖はない』と希望的観測を持ちたいですが、今回のイスラエルイラン戦争は、想定外方向ばかりへと事が進んで行っています。トランプ大統領も話が二転三転して来ていますし。

そうなると『最悪(ホルムズ海峡の完全閉鎖)はあるのか?』と、想定はしといた方がいいと思っています。

もしホルムズ海峡の完全閉鎖となれば、かなり高確率で『ホルムズ海峡が戦場となる可能性は高い』です。そうなった場合のシナリオは下記です。

シナリオ①:イランによる封鎖と機雷散布

  • イランは過去にも封鎖を示唆・実行(1980年代のタンカー戦争)してきました。
  • 数百発のミサイル(対艦・地対空)と機雷、潜水艦、ドローン兵器が展開済み。

シナリオ②:アメリカ・有志連合の掃海作戦と空爆

  • 米海軍は第5艦隊をバーレーンに常駐。掃海艦、空母打撃群が対応可能。
  • 国際的な「自由航行作戦(FONOPs)」が開始されると、空爆・艦対艦戦闘が発生する可能性大。

シナリオ③:他国の巻き込み・代理戦争化

  • サウジ、UAE、イスラエルが連携することで、湾岸全体が戦闘地域に。
  • 特にイスラエルとの衝突が重なると、完全な戦域拡大となる。



おそらくですが、シナリオ②,③が発生すると、周辺の飛行機も飛ばなくなる可能性もあると思います。
現在、イスラエルイラン上空は全く飛行機が飛んでいませんが

これと同じような形で、シナリオ②,③ではUAE周辺では飛行機はとばなくなる可能性もあると思います。

ドバイ不動産市場の影響

エジプトや日本のようなマーケットですと、不動産は圧倒的な実需に支えられ、自国民が購入をしているため『戦争に巻き込まれるかも??』みたいな可能性で、不動産が投げ売りされることは、投機マネー以外では少ないです。

しかし、ドバイのマーケットは異なります。

外国人が人口の92%を占め、危ないとなれば『すぐに国外退避』はしますし、当然、不動産も投げ売りをされます。

現時点では『ドバイが危ない』と言うことは全くありません。

しかし『その可能性が上がり、状況がどんどん変化をし、いつホルムズ海峡が戦場になってもおかしくない』と言うことは頭に入れておかないといけません。

そして、外国人が人口の92%を占めているドバイでは『不安が広がれば、実際に戦場になっていなくても資金をすぐに引き上げる環境が強い』と言うことも、投資家としては頭に入れておく必要があります。


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