Vol.1642:再生可能エネルギー大国・エジプトの魅力と注目の投資チャンスを徹底解説!

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埜嵜 雅治

執筆者埜嵜 雅治

Meti Lux Partners 
代表取締役CEO

はじめに

現在、Meti Lux Partners(メティラックスパートナーズ)のエジプトオフィスでは、下記のサービスを提供をしており

・法人の登記
・銀行口座開設サポート
・エジプトの株式、国債の投資サポート
・移住サポート
・不動産の仲介、賃貸管理


特に『エジプト不動産の分割支払い×短期国債』の組み合わせは、多くの投資家様に大人気の投資スキームとなっております。



本日は、エジプトの不動産投資で大注目の『エジプト最新情報』をお伝えしていきます。

再生可能エネルギーに向いている国

意外にも認知をされていませんが、エジプトは再生可能エネルギーにかなり力を入れており、また再生可能エネルギーに向いている『再生可能エネルギー天国』の国でもあります。

現時点で、エジプトの総発電構成における再生可能エネルギーの割合は『約21〜22%』となっており、その構成は以下の通りです。

水力発電5〜6%
風力発電5〜6%
太陽光発電(PV/CSP)8〜9%
その他(バイオマス等):ごくわずか(1%未満)

参考までに、日本とEUの再生可能エネルギーの割合は以下の通りです。

日本:24〜25%
EU:44%


エジプト政府はこの割合を『国家再生可能エネルギー戦略』の名の下、2035年までに再生可能エネルギーの割合を42%にする目標を掲げており、巨額の投資を行なっております。

エジプトは、年間を通して雨が少なく(年間で2,3日しか雨が降りません)『毎日晴れ』が当たり前の国です。また、砂漠で土地が余っているため、太陽光発電は作りたい放題の環境です。

さらに、下記のMAPで赤く囲んだ場所



レッドシー(紅海)周辺は、常に一定方向で風が吹き続けており、風力発電所を作るには、最高の場所になっています。(砂漠で土地は余っていて、さらに風がずっと吹き続けている)

再生可能エネルギーを推し進めていくには『最高の環境が整っている国』がエジプトでもあります。

電力の売却へ

エジプトの電力は、国内で利用を目的した物だけではありません。

現在、EUとエジプトの間では『電力売却』に向けた『海底ケーブル計画』が進行中です。

ギリシャとエジプトは、北アフリカからヨーロッパへの再生可能エネルギー供給を目的とした海底送電ケーブル計画への取り組みを再確認しました。このプロジェクトは、両国の電力網を接続し、エジプトで生成された太陽光や風力エネルギーをギリシャ経由でヨーロッパに供給することを目指しています。

プロジェクトの概要:

  • 送電容量: 3,000メガワット
  • 距離: 約1,000キロメートル
  • 費用: 約40億ユーロ(約45億ドル)
  • 運用開始予定: 今後5年以内
  • 主導企業: ギリシャのCopelouzos Group


このプロジェクトは、EUがロシア産エネルギーへの依存を減らし、エネルギー供給源を多様化する戦略の一環として位置づけられています。ギリシャのミツォタキス首相は、エジプトの再生可能エネルギーが競争力のある価格でヨーロッパに供給されることを強調しました。エジプトのシシ大統領も、このプロジェクトが地域全体にとって戦略的に重要であると述べ、EUの支援を期待しています。

引用:apnewsdsnewsより

まとめ

私達は投資家なので、エジプトがどのような形で電力を作るのか?と言うことには全く興味はありません。興味があるのは『エジプトがどのようにして外貨を稼いでいくのか?』と言うことです。

重要になってくるのは、外貨を稼ぎ『貿易収支が黒字になるか?』です。

貿易収支が黒字か?赤字か?は、とても重要な指標になります。

過去、日本も、タイも例外なく輸出を拡大させ、結果貿易収支が黒字化し、為替が通貨高へと動きました。今のエジプトは

・世界中から工場が集結しており輸出が拡大をしてきている
・スエズ運河の通行料収入
・農作物の輸出(いちごは日本へ輸出がされています)


と言う状況であり、さらにここに

新油田の発見や天然ガスの採掘などで、資源の輸出や、電力の輸出なども加わる可能性があります。

そうなれば、さらに貿易収支が黒字化し、結果エジプトポンド高圧力が高まります。

引き続き、海外の最新情報を追っていきます!また、最新の情報を見逃さないためにもブログの通知情報が届くMeti Lux Partners公式Lineにお友達登録をお願いします!!

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