
はじめに
現在、Meti Lux Partners(メティラックスパートナーズ)のエジプトオフィスでは、下記のサービスを提供をしており
・法人の登記
・銀行口座開設サポート
・エジプトの株式、国債の投資サポート
・移住サポート
・不動産の仲介、賃貸管理
特に『エジプト不動産の分割支払い×短期国債』の組み合わせは、多くの投資家様に大人気の投資スキームとなっております。
本日は、エジプトの不動産投資で大注目の『エジプト最新情報』をお伝えしていきます。
再生可能エネルギーに向いている国
意外にも認知をされていませんが、エジプトは再生可能エネルギーにかなり力を入れており、また再生可能エネルギーに向いている『再生可能エネルギー天国』の国でもあります。
現時点で、エジプトの総発電構成における再生可能エネルギーの割合は『約21〜22%』となっており、その構成は以下の通りです。
・水力発電:5〜6%
・風力発電:5〜6%
・太陽光発電(PV/CSP):8〜9%
・その他(バイオマス等):ごくわずか(1%未満)
参考までに、日本とEUの再生可能エネルギーの割合は以下の通りです。
日本:24〜25%
EU:44%
エジプト政府はこの割合を『国家再生可能エネルギー戦略』の名の下、2035年までに再生可能エネルギーの割合を42%にする目標を掲げており、巨額の投資を行なっております。
エジプトは、年間を通して雨が少なく(年間で2,3日しか雨が降りません)『毎日晴れ』が当たり前の国です。また、砂漠で土地が余っているため、太陽光発電は作りたい放題の環境です。
さらに、下記のMAPで赤く囲んだ場所
レッドシー(紅海)周辺は、常に一定方向で風が吹き続けており、風力発電所を作るには、最高の場所になっています。(砂漠で土地は余っていて、さらに風がずっと吹き続けている)
再生可能エネルギーを推し進めていくには『最高の環境が整っている国』がエジプトでもあります。
電力の売却へ
エジプトの電力は、国内で利用を目的した物だけではありません。
現在、EUとエジプトの間では『電力売却』に向けた『海底ケーブル計画』が進行中です。
ギリシャとエジプトは、北アフリカからヨーロッパへの再生可能エネルギー供給を目的とした海底送電ケーブル計画への取り組みを再確認しました。このプロジェクトは、両国の電力網を接続し、エジプトで生成された太陽光や風力エネルギーをギリシャ経由でヨーロッパに供給することを目指しています。
プロジェクトの概要:
- 送電容量: 3,000メガワット
- 距離: 約1,000キロメートル
- 費用: 約40億ユーロ(約45億ドル)
- 運用開始予定: 今後5年以内
- 主導企業: ギリシャのCopelouzos Group
このプロジェクトは、EUがロシア産エネルギーへの依存を減らし、エネルギー供給源を多様化する戦略の一環として位置づけられています。ギリシャのミツォタキス首相は、エジプトの再生可能エネルギーが競争力のある価格でヨーロッパに供給されることを強調しました。エジプトのシシ大統領も、このプロジェクトが地域全体にとって戦略的に重要であると述べ、EUの支援を期待しています。
引用:apnews、dsnewsより
まとめ
私達は投資家なので、エジプトがどのような形で電力を作るのか?と言うことには全く興味はありません。興味があるのは『エジプトがどのようにして外貨を稼いでいくのか?』と言うことです。
重要になってくるのは、外貨を稼ぎ『貿易収支が黒字になるか?』です。
貿易収支が黒字か?赤字か?は、とても重要な指標になります。
過去、日本も、タイも例外なく輸出を拡大させ、結果貿易収支が黒字化し、為替が通貨高へと動きました。今のエジプトは
・世界中から工場が集結しており輸出が拡大をしてきている
・スエズ運河の通行料収入
・農作物の輸出(いちごは日本へ輸出がされています)
と言う状況であり、さらにここに
新油田の発見や天然ガスの採掘などで、資源の輸出や、電力の輸出なども加わる可能性があります。
そうなれば、さらに貿易収支が黒字化し、結果エジプトポンド高圧力が高まります。
引き続き、海外の最新情報を追っていきます!また、最新の情報を見逃さないためにもブログの通知情報が届く『Meti Lux Partners公式Line』にお友達登録をお願いします!!
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