クライアント様から将来の老後について年金の相談を受け、「どうしたらいいのか」という提案を弊社からしていたのですが、ふと「昔の国民年金の保険料はいくらだったのだろう?」と思い調べてみました。すると毎月の保険料が100円という時代もあったのです。驚きですよね。国民年金保険料の推移は下記(日本年金機構より)をご参照ください。
もちろん、昭和36年と2019年では物価価値が違うので この保険料の金額だけ見て『昔の人はずるい』とは判断してはいけません。 なので、これと並行して 大卒の初任給の推移も見ていく必要があります。 それが下記です。
参照:年次統計より
昭和43年の大卒の初任給が30600円 昭和43年の国民健康保険の保険料が200円 給料に対しての保険料の割合が0.65%ですので相当安いですね。 しかし、このデーターを見て 昔の人は安い保険料で高い年金を受け取れてズルイではなくて 保険料も年金の受給年齢、受給額も 『とんでもなく変動している』と言うことです。 まず、これをよく理解しておかないといけません。
皆さんが年金をもらうのはいつでしょうか? 10年後ですか?20年後ですか?30年後ですか? 仮に30年後だとして 30年後までにあと保険料をいくら支払い いつ年金が受け取れ、いくら貰えるのか? 正確に予測できる人がどれだけいるでしょうか? それを予測できる人はいないです。 なので、基本的には『年金はあてにしない』と言う 資産形成が重要になってくると弊社は考えています。