Vol.0198:アゼルバイジャンとジョージアは不仲?

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埜嵜 雅治

執筆者埜嵜 雅治

Meti Lux Partners 
代表取締役CEO

ジョージアの不動産投資や銀行口座開設をする際、「ロシアとの政治関係」を気にされる方がいますが、弊社は「ジョージア対ロシア」よりも「ジョージア対アゼルバイジャン」の関係の方が重要だと考えています。ロシアとの関係が重要ではないという意味ではありませんが、ジョージアとアゼルバイジャンは非常に微妙な位置関係にあります。

「ジョージア」「アゼルバイジャン」「ロシア」の関係をアジアに例えるなら「日本」「韓国」「中国」の関係によく似ています。日本は中国をあまり好まない一方で、韓国とは経済協力を進めつつも日本としてのプライドを持ち、韓国より上でいたいと考えています。韓国も同様に中国を好まず、日本とは経済協力を進めたいが日本に負けたくないというプライドがあります。そして中国はアジアの支配者は自分たちだと考え、日本も韓国も支配下に置きたいと思っています。

同様にロシアはアゼルバイジャンとジョージアを下に見ており、支配したいと考えています。ジョージアとアゼルバイジャンはロシアを共通の敵として協調し助け合う一方、互いを下に見ています。つまり不仲ではありませんが、協力の裏には「アゼルバイジャンよりジョージアが上だ」「ジョージアよりアゼルバイジャンが上だ」というプライドが存在します。

両国間には鉄道が引かれ、「共に経済成長をしていきたい」という思いも双方にあります。今後ジョージアにとって重要なのは、ロシアという共通の敵を前にアゼルバイジャンとどこまで仲良く経済協力を進められるか、そしてトルコとの関係も含めて、その連携をいかに深めていくかだと見ています。

累計不動産取引数567

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