おそらく「安いんだろうなぁ」と思いつつ、「ジョージアの人達の平均月収っていくらくらいなんだろう?」と思われた方は、このブログの読者には多いのではないでしょうか。
ジョージア国民の月収が安いのは間違いありませんが、だいたいどれくらいなのかと言いますと、直近のデータでは平均月収は首都トビリシで1200GEL(日本円で約5万円)です。もちろん平均なのでこれより多くの収入を得ている人も多く、弊社で一緒に仕事をしているジョージア国民も間違いなく平均より高いです。それでも先進国と比べれば低いのは確かです。
しかし注目すべきはこの数字そのものではなく、これがどのようにして1200GELになったのかという過程です。10年前は12000GELだったのが減って1200GELになったのか、それとも500GELから増えて1200GELになったのかを知ることでジョージアの将来を予測できるのです。
そのデーターが下記です。
そのデータによれば、2008年のジョージア国民の平均月収は約500GELであり、この10年で2倍以上に成長し、さらに増え続けています。
以前「若い世代が貧困に苦しむ国は将来成長しない」という記事を書きました(参照:Vol.0119:成長国に共通している点)。ジョージアは違います。若い世代の給料が上がり、将来に夢や希望を持っている。私たちは現地のリアルな声と客観的データをもとに、この国の将来はとても明るいものだと感じています。