Vol.0132:エストニア方式の税制

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埜嵜 雅治

執筆者埜嵜 雅治

Meti Lux Partners 
代表取締役CEO

日本の税制は「世界中どこで稼いだとしても全て日本で申告をし、日本で税金を支払わないといけない」となっています。日本のインフラを使っていなくても、海外で稼いだお金が日本に入ってきていなくてもです。鬼のような税制なので、私たちはこれを「鬼税制」と呼んでいますが、世界ではこんな言葉がトレンドになりつつあるような気がします。それが「エストニア方式の税制」です。

エストニアの税制は、自国の税率が低いだけでなく(法人税は20%、配当をしない場合は0%)、国外源泉所得には課税しない方式を取っており、国外で稼いだ売上には課税されません。このことを正確には「領土内課税方式(テリトリアル方式)」と言い、昔からある言葉ですが、最近では小国を中心にこの方式を含めたエストニアの税制を真似する国が増えてきたことから「エストニア方式の税制を導入」と言われることが多いです。当然、これらの国にはタックスヘイブン対策税制もありません。

ジョージアもエストニア方式を採用しています。このような国が増えてくることで、この方式が世界のトレンドになっていくと思っています。

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