「金利が高い国=インフレ率が高い国」と思われがちですが、これは間違いではないものの、全ての国に当てはまるわけではありません。初歩的なことですが、インフレについて分かりやすい記事がありますので、分からない方はこちらをご覧ください。
ジョージアのインフレ率はというと、実はそれほど高くありません。
直近では「2.76%」と、経済学的には理想的な水準です。(そういえば日銀の黒田総裁も目標インフレ率を2%にしていましたが)
例えば、「ジョージアの定期預金金利が年間10%、インフレ率が年間20%」という状況なら問題です。インフレ率20%ということは、お金の価値が年間で20%減るため、金利で10%付いても、実質的には年間10%資産価値が減ってしまいます。
しかし、「ジョージアの定期預金金利が年間10%、インフレ率が年間2.76%」という条件下では、インフレによってお金の価値が年間2.76%減るものの、金利で10%もらえるため、投資家の資産価値がインフレで減ることはありません。
まず「金利が高い国=インフレ率が高い国」という先入観を捨てること。そして、金利が高い国で定期預金を組む際は「その国のインフレ率を確認すること」。最後に、インフレ率が高くないのであれば「定期預金を組んでおいても問題ない」ということです。