少し前にニュースで『ロシアとウクライナの軍事衝突』のことが報道されていましたが
この記事をご覧になったクライアント様から「ジョージアはどうなのか?」というご質問をいただきました。
過去にもお伝えしたとおり、ジョージアとロシアは一度「軍事衝突」を経験しており、根本的な問題が解決しないまま現在に至っています。しかしその間、ジョージアが大きく経済成長したことで、ロシア側としても「むやみに軍事的な手段を取ることが難しくなった」という事情があります。そしてその状況が、周辺国との連携を一層強固なものにしました。
現在、ジョージア・トルコ・アゼルバイジャンの3カ国間では鉄道網が整備され、経済面での結束は非常に高まっています。さらに、3カ国は経済だけでなく「軍事協力」にも合意し、安全保障の面でも連携を深めています。
これは明らかに、ロシアとウクライナの緊張関係を背景とした動きですが、3カ国は「それぞれの国家の安全と領土を守るために軍事同盟に署名した」ことにより、協力体制はより広範なものになっています。また、軍事だけでなくエネルギー・スポーツ・教育などの分野でも連携を進めており、今後さらに関係強化が進んでいくと見られています。
ところで、この1年ジョージアを中心にビジネスを行ってきた中で、上記のような流れを踏まえ「アゼルバイジャンってどうなんだろう?」と気になった方も多いのではないでしょうか。考えてみてください。アゼルバイジャンもジョージアと同様、旧ソ連から独立し、鉄道インフラが整い、軍事的にも協力関係を持つ国です。そう考えると、アゼルバイジャンもジョージアと同じように高いポテンシャルを秘めているのではないかと感じられませんか?
弊社としてもそのように考えており、実はかなり前からアゼルバイジャンについての調査を進め、すでにいくつかの企業とはコンタクトを取っています。近い将来、アゼルバイジャンについても具体的なご提案ができるようになるかと思いますので、ぜひご期待ください。