あまり本の紹介はしません、唯一紹介させて頂いた本で
組織の崩壊を書いた本を覚えていますでしょうか?
最近、またこの本について
あらためて考えさせられることがあるのですが
それは『ここ最近、あちらこちらで起きている大企業の不祥事』です。
例えば
・日産のゴーン会長の逮捕
・ANAの飲酒運転
・スルガ銀行不正融資
・サンリオの有害物質
・KYBデーター改ざん
・日立 パワハラ
・レオパレス21 建築基準法違反
・清水建設 談合事件
こうした事例は書き出したらキリがないほど存在しており、しかもそれは民間企業に限ったことではありません。
国家運営を担う政府の中枢でも、たとえば「財務省の不祥事」のように、同様の問題が発生しています。
80年サイクルについて書いたあの著者の見解にならえば、今まさに日本の企業、そして政府の中枢では「組織の腐敗」が進行しているのではないかと思えてなりません。そして、その腐敗こそが、これだけ多くの不祥事を引き起こしている要因ではないかと考えたとき、それぞれの出来事が点ではなく、1本の線としてつながっていくように感じられるのです。
今後の日本には、極めて難しい舵取りが求められるでしょう。社会保障の問題、人口減少の問題など、課題は山積しています。そんな中で、組織が腐敗し、優秀なリーダーが不在のままでこの国が本当にこの局面を乗り切れるのか?と自問したとき、私は「NO」ではないかと感じています。