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ジブチに駐在する世界の軍隊!
突然ですが『ジブチ共和国』と言う国をご存知でしょうか?場所は下記です。
現在、ジブチは『世界の軍事ハブ』と言われており、世界中の軍隊が駐在する場所ともなっています。
【主な駐留国】
✅サウジアラビア:軍事協力や紅海沿岸の安全確保を狙った基地計画。
✅フランス:旧宗主国として最大規模の基地を持ち、海軍・空軍・陸軍が常駐。
✅アメリカ:カンプ・レモニエ基地を拠点に、アフリカや中東での作戦を展開。
✅中国:2017年に初の海外基地を開設。アフリカでの活動拠点やシーレーン防衛を目的。
✅日本:自衛隊が海賊対処活動のための拠点を保有。
✅イタリア:治安維持・海賊対策任務に参加。
なぜ、ジブチには他国の軍隊がここまで駐在しているのか?
【背景】
ジブチはアフリカ北東部「アフリカの角」に位置し、紅海とアデン湾を結ぶバベルマンデブ海峡という世界有数のチョークポイントを扼している。この海峡はアジアと欧州を結ぶ海上貿易の大動脈であり、世界の海上交通量の約1割が通過する戦略拠点である 。ジブチ港は内陸国エチオピア(人口約1億)の唯一の外港として機能し、エチオピアの輸出入の9割以上がジブチ経由で行われる 。ソマリア(海賊問題)やイエメン(内戦)など不安定な周辺国に囲まれる中、ジブチは相対的な安定と平和を享受しており、この立地と安定性が各国にとって軍事拠点設置の最適地となっている。
【地域安全保障上の意義と将来的展望】
ジブチに集結した多国籍の軍事拠点は、アフリカの角地域や紅海航路の安定に大きく寄与している。実際、各国軍の連携によるソマリア沖の海賊対策強化で海賊被害は減少し、紅海~アデン湾の海上交通は比較的安全に保たれている。最近ではフーシ派による紅海商船への攻撃やソマリア近海で海賊行為の復活も見られ、バベルマンデブ海峡など重要航路を守るジブチ拠点の役割は一層高まっている 。またジブチの基地群はアフリカ東部や中東の対テロ作戦、中東情勢の有事対応(例:在外民間人の緊急避難拠点)にも迅速に対応できる体制を提供している。さらに米中両大国の拠点が至近距離に並存する状況は、この地域が大国間競争の最前線であることを示す。ジブチ政府は巧みな「スモール・ステート外交」で米中双方を引き込むことで自国の安全と利益を図り、結果として世界で唯一、二大覇権国に対し発言力を持つ立場を得ているとも評される 。一方で、多国の基地を受け入れることで大国の「代理戦場」になるリスクも指摘される。実際、ジブチはその地にサウジ軍基地があることでイエメン内戦への関与を疑われるなど、他国の軍事行動に加担していると見做されかねない面もある 。このような懸念からアフリカ連合(AU)は2016年に域内国家へ新たな外国軍基地受け入れに慎重になるよう勧告しており 、今後ジブチが増大する国外勢力の思惑を如何に調整するかが課題となる。しかし総じて言えば、現在の国際情勢下でジブチの戦略的重要性はむしろ高まっており、主要国は引き続き同国を拠点に紅海・インド洋地域の安全保障を維持していくとみられる。
ものすごく簡単に言えば、世界経済において
『地中海↔︎スエズ運河↔︎紅海↔︎アデン湾』
を抜けるルートが、めちゃくちゃ重要ですよ!!と。そしてそのルートの安全を確保するために、世界中の軍隊が集結していますよ!!と言うことです。
スエズ運河が世界に及ぼす影響
『地中海↔︎スエズ運河↔︎紅海↔︎アデン湾』を抜けるルートが、世界の貿易にどれくらいの影響があるのか?
このルートは平常時、世界の海上貿易の約15%(コンテナでは約30%)を担っており、もし『エジプトが戦争に巻き込まれ、スエズ運河が停止する!!』となれば、世界の貿易は大混乱となり、世界全体のインフレ率が1%から2%上昇をするとも言われています。
つまり、エジプトのスエズ運河はエジプトだけの問題ではなく、世界全体に影響を及ぼすほどで、だからこそスエズ運河周辺は、エジプトの軍(陸・海・空全て)および警察が警備をしており、一般人は一切近づくことができない状態になっています。
まとめ
現在のエジプト政府は『経済最優先』のため『絶対に戦争をしたくない!!』と言うスタンスですが、それはエジプトだけではなく
世界全体が『エジプトに戦争をしてもらっては困る!!』
と言う状態です。世界経済の安定のためにも、エジプトは絶対に戦争をしてはいけないですし、逆に言えば
『エジプトのスエズ運河がいかに世界に影響力を持っているか?』
と言うことです。
だからこそ、この国は世界中から工場が集まるわけです!
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