ジョージアで不動産を購入された方が現地を見に行かれるとのことで、「いろいろ教えてほしい」とご連絡をいただき、私はとりあえず「ぼったくり情報」だけをお伝えしました。ただ、ふと考えてみると、これまでブログでは観光に関する情報は書いていませんでしたし、今後ジョージアへ渡航される方も増えると思いますので、「ぼったくり情報」だけでもシェアしておこうと思い、今回記事にしました。
ジョージアの最大の玄関口は、首都トビリシから車で約30分のところにある「トビリシ国際空港」です。ほとんどの観光客はこの空港を利用しますが、(あるいはバトゥミ国際空港。ただし、バトゥミ空港はアジアからだとイスタンブール経由になります)到着後、入国審査を終えて荷物を受け取って出口に出ると、そこには「ぼったくりタクシーの客引きお兄ちゃんたち」が待ち構えています。
空港の外には正規のタクシーもいます。正規のタクシーでトビリシ中心部まで移動すると、だいたい20〜30ラリ(約1200円前後)です。一方で、ぼったくりタクシーの客引きたちは「タクシーはkm計算だから安心だよ、1kmあたり7ラリ!」などと言ってきます。そもそも1kmで7ラリというのはかなり割高ですが、それに加えて、移動距離まで水増しして請求してくるのです。
実際の空港から市街地までは約20km程度ですが、彼らは40km以上移動したかのように装い、最終的に280ラリ近くを請求してくることがあります。正規のタクシーなら20〜30ラリ、ホテルの送迎なら約17ラリで済むので、これはもう完全なぼったくりです。
ちなみに、正規のタクシーは日本と同様に車体に「TAXI」の表記がありますが、ぼったくりタクシーは表記がない、いわゆる白タクです。なぜここまで詳しく知っているのかというと、私自身が初めてジョージアを訪れた際に、安易にこのぼったくりタクシーに引っかかってしまったからです……反省しています。
また、空港内の両替所も要注意です。ぼったくりとまでは言いませんが、日本円のレートが非常に悪いのです。空港内には複数の両替所がありますが、そのうち1〜2箇所だけが日本円からジョージアラリへの両替に対応しており、レートはかなり不利です。例えば、3万円を両替すると、約5000円分が手数料として差し引かれることもあります。
ドルからラリへの両替の方が若干レートは良いのですが、結局「日本円→ドル→ラリ」と両替しても、直接日本円からラリに交換するのとほとんど変わらないため、大きなメリットはありません。
したがって、現金は少額だけ準備し、あとはクレジットカードを使うか、ジョージア国内の銀行ATMで直接ラリを引き出すのが賢明だと思います。
世界共通の真理かもしれませんが、日本でも客引きのお兄さんはぼったくりであることが多いように、「客引き=ぼったくり」は万国共通ですね(笑)。